ロイター通信の昨日の報道によると、米デラウェア州裁判所が公開した文書によれば、アクティビジョン・ブリザードの株主らは、マイクロソフトによる同社買収をめぐる訴訟について和解に至り、賠償金額は最大2億5,000万ドル(約17億0,200万元)に上るというこの訴訟はスウェーデンの年金基金「Sjunde AP-Fonden」が主導して提起されたもので、株主らは、2023年に実施された総額754億ドル(約5兆1,331億7,000万円)規模の買収案件において、アクティビジョン・ブリザードの元幹部らがマイクロソフトと結託し、株主利益を損なったと指摘している
原告側は、アクティビジョン・ブリザードの前最高経営責任者ボビー・コティック氏ら経営陣が、買収の早期成立を促すために、それぞれ最大4億ドル(約27億2,300万円)ものいわゆる「支配権変更補償」を受け取ったと主張しているこうした補償とは、企業が買収されたり所有権に重大な変化が生じた際に、役員に対して支払われる退職手当や賞与を指す株主らは、この行為が信義義務に違反しており、経営陣が投資家の利益を十分に守るどころか、取引を通じて個人的な巨額の利益獲得を優先したと指摘している
数次の攻防を経て、両者は最終的に2億5,000万ドルの和解案に合意したアクティビジョン・ブリザードおよびマイクロソフトは和解においていかなる不正も認めなかったものの、この賠償額は類似の株主派生訴訟としては過去最高水準となるまた、本件は大規模なテクノロジー企業のM&Aにおける役員インセンティブ制度への関心を改めて高める契機ともなっているなお、和解協定は現在、裁判所の最終承認を待っている段階である