12月17日、報道によれば、グーグルは家庭用タブレットや企業向け端末など、複数のユーザーが共有するデバイスにおけるWi‑Fiパスワードの強制共有問題を解決するため、Android向けにきめ細かなWi‑Fiプライバシー管理機能の開発を進めているAndroidデバイスには「マルチユーザーアカウント」機能が搭載されており、家族間で一台のタブレットを共有しつつ、各ユーザーが個別のアプリやデータを保持できるようになっているしかし、この機能には明確なプライバシー上の盲点があるすなわち、Wi‑Fiパスワードがデフォルトで全員に共有されてしまう点だ
一度メインユーザーが特定のネットワークに接続すると、端末上の他のすべてのユーザーはパスワードを再入力することなく、自動的にそのネットワークへアクセスできるそのため、成人専用のネットワークや社内専用のイントラネットなど、特定のネットワークを隔離したいユーザーにとって、現状では有効な遮断手段がないのが実情であるAndroid 2511 Canary版において、グーグルはこうした課題に対する解決策を導入したユーザーはWi‑Fiに接続後、「詳細設定」メニューから、「ネットワークの共有」と「ユーザーによるネットワーク編集の許可」という二つの新規スイッチを確認できる
これらのオプションはデフォルトで有効になっているが、ユーザーは手動で無効化することが可能だ「ネットワークの共有」をオフにすると、同一デバイスを利用する他のユーザーは当該ネットワークへ自動的に接続できなくなり、個別にパスワードを入力しなければならない一方、「ユーザーによるネットワーク編集の許可」は、他のユーザーがネットワーク設定を変更する権限を制御するためのものである
ネットワークの状態を直感的に区別できるよう、今回のAndroidプレビュー版では設定画面のアイコン表示も刷新されたすでに共有されているWi‑Fiネットワークには「マルチユーザーアイコン」が表示され、保存済みだが共有されていないネットワークには「共有ボタン」が表示されるまた、暗号化の有無に応じて、ロック型のアイコンが表示される仕組みとなっているAndroid Authorityによる実測では、現時点で「ネットワークの共有」スイッチは正常に機能し、ユーザー間でのネットワーク接続を効果的に遮断していることが確認されたただし、「ユーザーによるネットワーク編集の許可」機能についてはまだ十分に整備されておらず、このオプションを有効にしても、他のユーザーが設定を変更しようとした際には依然として「権限なし」というエラーメッセージが表示されるという状況である