ポーランド競争・消費者保護庁(UOKiK)は8月26日、ユーザーの明示的な同意を得ずに一方的にサブスクリプション料金を引き上げたとして、Netflixに対して訴訟を提起すると発表した規制当局は、2024年8月にNetflixが一部のプランの月額料金を最大7ポーランドズロチ(約138元人民元)値上げし、メールによる通知のみでユーザーが新価格を受け入れたものとみなしていたと指摘しているポーランド法では、企業は消費者の積極的な承諾なしに重要な契約条件を変更することはできないと定められており、UOKiKのトマシュ・フロストニ委員長は「価格変更には明確かつ十分な情報に基づいた同意が必要だ」と強調した
これに対し、Netflixは「常にユーザーとの透明なコミュニケーションを重視している」と回答し、規制当局と協力して問題の解明に努める意向を示したしかしUOKiKは、通知の送付だけでは法的に有効な変更とは認められず、この行為によりNetflixは違反ごとに売上高の10%に相当する罰金を科される可能性があるほか、過払い分の返還も求められるとしているなお、今年初めにも同機関は同様の理由でアマゾンに対しPrimeサービスの利用規約の見直しを促した経緯がある専門家らは、今回の事案が欧州における消費者権利保護の象徴的な事例となり、ストリーミング業界が価格設定の透明性を見直す契機となる可能性があると指摘している現在、訴訟は行政手続きに入り、最終的な判断は多国籍企業のポーランド市場におけるコンプライアンス戦略に大きな影響を及ぼすものとみられている