PC業界の年次イベントであるCOMPUTEX 2026の開幕まで、残り1か月を切りましたが、今年の市場の盛り上がりは例年に比べてかなり冷え込んでいますTrendForceの報道によれば、一般消費者の反応が薄い背景には、メモリ価格の高騰によるPC市場への打撃があり、多くのメーカーで出荷量が顕著に減少し、次世代PC向けチップの発売時期を遅らせる動きが相次いでいることが挙げられます
現時点では、本格的な新世代プラットフォームを発表したのはインテルとクアルコムのみで、それぞれPanther LakeおよびSnapdragon X2 Eliteであり、両製品ともOEM向けの出荷段階に入っています一方、他のメーカーはほぼ沈黙を保っています業界関係者によれば、今年はこれ以外に大きな新プラットフォームの発表は見込めず、COMPUTEX 2026は近年まれに見る「目玉となる新製品の乏しい」展示会になる可能性があります
とはいえ、会場には依然として注目すべき新たな見どころが存在します台湾メディアの『科技新報』によれば、インテルはゲーム向け携帯機専用プロセッサ「Arc G3E」を初公開する見込みですこのチップはPanther Lakeと同じアーキテクチャと製造プロセスを採用するとみられ、詳細なスペックはまだ公表されていませんが、B390内蔵GPUを搭載している可能性が高く、XeSSによる超解像やフレーム生成技術を組み合わせることで、AMD Radeon 890M内蔵GPUを凌駕するゲーム性能を実現できるとされています
一方、NVIDIAは会場で、初のコンシューマー向けPC SoC「N1X」を発表する可能性が高いとされています同チップはGB10をベースに、ArmアーキテクチャのCPUとNVIDIAのGPU IPを統合したもので、長らくArm PCが抱えてきたグラフィックス性能の課題を解決するものと期待されていますNVIDIAは新製品について極めて高い機密保持を徹底しているため、N1Xのような戦略的意義の高い製品は、最後の最後まで正式発表を控えるケースも考えられます