新華社が日本警察庁の昨日公表した暫定統計を引用したところ、2025年に電話やソーシャルメディアを通じて行われた特殊詐欺による経済的損失は約3,241億1,000万円(人民元換算で約146億2,400万元)に上り、前年比で1,250億4,000万円も増加増加率は628%に達し、記録開始以来最高水準となった
統計によれば、2025年の特殊詐欺件数は前年比319%増の2万7,758件に達し、被害総額は1,414億2,000万円で、ほぼ倍増したなかでもソーシャルネットワーク型詐欺は479%増の1万5,142件に上り、特にSNS上で著名人が投資を勧誘したり、感情的な関係を利用して騙す「SNS型詐欺」の被害額は1,827億円に達し、前年比で436%増加した
特殊詐欺のうち、「親族・友人を装った詐欺」による被害額は前年比で24倍に急増した犯罪手法の中で最も深刻なのは、警察官を装い「あなたの口座が犯罪に関与している疑いで凍結された」という名目で行う手口で、被害総額は985億4,000万円に上り、特殊詐欺全体の約7割を占めた
注目すべきは、特殊詐欺の被害者像が従来のイメージから大きく変化しつつある点だ年代別にみると、偽警察官による詐欺では30代の被害者が最も多く、40歳未満の層が全体の半数を占めているこのデータは、これまで高齢者が中心だった特殊詐欺の被害層が、若年層へと広がっていることを示している同時に、犯罪者が被害者に接触する手段として、携帯電話の利用が前年比22倍に増加し、40歳未満の層では携帯電話の接触率が9割を超えたことから、若年層への被害拡大と直接的に関連していることが明らかになった
悪化の一途をたどる詐欺情勢を受け、日本警察も国境を越えた取り締まりを強化している統計期間中、東南アジア4カ国の複数の犯罪拠点が摘発され、計54人の「電話勧誘員」が逮捕された国別ではカンボジア32人、フィリピン9人、マレーシア7人、タイ6人となっている