現地時間金曜日、テスラとスペースXの最高経営責任者であるイーロン・マスク氏は、米連邦裁判所に正式に書類を提出し、人工知能研究機関であるOpenAIおよびそのパートナー企業であるマイクロソフトを相手取って、790億ドルから1,340億ドルの損害賠償を求めました本件は今年4月にも審理が開始される見込みで、テクノロジー界で極めて注目される法的紛争となっています
マスク氏は訴状の中で、自身がOpenAIの共同創設者の一人であり、同社設立当初に約3,800万ドルを投じて初期のシード資金の約60%を担ったほか、チームの構築やリソースの導入、ブランドイメージの確立などにおいても重要な役割を果たしたと述べていますさらに、自身の貢献によってOpenAIには約655億ドルから1,094億ドルの収益がもたらされ、それに伴いマイクロソフトにも約133億ドルから251億ドルの利益が生じたと主張していますこれらはすべて「不当利得」として返還すべきものだと指摘しています
マスク氏の弁護士は、請求額は専門家による現在のOpenAIの推定時価総額約5,000億ドルを基に算出されたものであり、初期投資に対して相応のリターンが認められるべきだと強調していますマスク氏は2018年にOpenAIの取締役会を退任し、2023年には自らのAI企業xAIを設立しました2024年には、同社が営利目的へと転換することに反対して、OpenAIの最高経営責任者サム・アルトマンを相手取り訴訟を提起したこともあります
これに対し、OpenAIおよびマイクロソフトはいずれも否定していますOpenAIはマスク氏の主張を「根拠のないもので、嫌がらせにすぎない」と非難し、マイクロソフトも不適切な協力があったことを示す証拠はないと表明しています昨年10月には、OpenAIは再編計画を公表し、マイクロソフトに27%の株式を付与すると発表しましたが、運営は依然として非営利法人が掌握していると強調しています