ブルームバーグは最近、アップルが営業部門の再編を進めており、企業や教育機関、政府向けの顧客を担当する営業職を中心に数十人の従業員が解雇のリスクに直面していると報じたテクノロジー業界では数千人規模の大量リストラがしばしば見られるなか、今回のアップルの人員削減は小規模ながらも、同社が極めて稀にしか人員削減を行わないことから注目を集めている情報筋によれば、経営陣はここ数週間にわたり関係者へ順次通知を開始しており、一部のチームでは特に深刻な影響が出ているという
アップルは声明で、今回の調整は顧客へのアプローチを一層強化するためのものであり、営業チームの見直しに伴うもので、影響を受けるのはごく一部のポジションにとどまると説明したまた、採用活動は引き続き継続しており、対象となる従業員には社内での新たなポジションへの応募機会が与えられると強調し、今回の人員削減をチームのスリム化と業務重複の削減を目的とした組織再編だと位置づけたしかし、一部の解雇対象者は公式説明に異論を唱え、実際の理由はアップルが営業活動の多くを戦略的に第三者ディストリビューターへ移管しようとしているためだと指摘している多くの企業や公共機関の顧客も、もともとディストリビューター経由での調達を好む傾向にあり、こうした動きはアップルの直販体制の機能を弱めかねないとの懸念を招いている
アップルが示したスケジュールによれば、解雇対象者は2026年1月20日までに社内での新たな配置先を見つける必要があり、それまでに新たな職務が確保できなければ正式な解雇となるただし、会社側は退職金支給などの補償策を用意している過去を振り返ると、アップルは2024年にも複数回の人員削減を実施しており、サンディエゴ拠点のSiri開発チーム121名の解散、タイタン計画およびスマートウォッチ用ディスプレイ開発プロジェクトの終了に伴う約600名の削減、さらにサービス部門で約100名のポジション削減などを行っている今回の再編は、改めてアップルの事業戦略の見直しに対する外界の関心を高めている