朝日新聞の報道によると、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビの民放5大キー局はこのほど、赤字が続いていることを理由に、2027年1月に免許期限を迎えるのを機に4K衛星放送サービスから撤退する方針を発表したこの決定は、2015年に日本政府が開始した4K衛星放送事業にとって重大な転換点となるものだ同プロジェクトは当初、2020年の東京オリンピックを通じて4K高画質番組の普及を図る計画だったが、新型コロナ禍による五輪延期や観戦イベントの中止などにより、期待された効果を十分に上げることができなかった
4K衛星放送は従来の1080p番組に比べて画質が優れているものの、制作コストが高く、利用者には約2万円の専用セットトップボックスやアンテナ設備の追加購入も求められるストリーミング配信が広く普及する今日において、専用機器に依存する受信方式はすでに時代遅れとなっているさらに、最新の4K対応スマートテレビに搭載されたAIによる画質向上技術によって、通常の信号でも4Kに近い映像品質が得られるようになり、衛星による4Kサービスの魅力は一段と低下している
こうした事情から、民放5大キー局の4K衛星サービスは毎年数億円規模の赤字を計上している計画通り撤退すれば、国内ではNHKのBSプレミアム4Kをはじめとする少数の衛星4Kチャンネルのみが残ることになる総務省は既にこのビジネスモデルについて「全面的な失敗」と認め、ネット配信による4Kストリーミングなど新たな形態への転換を提言しているこのような変化は、ストリーミング時代における従来型の放送・テレビ業界が直面する課題を如実に示している